CGCの漫画鑑定参入は本当?2026年時点でわかっていること

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段ボールに積まれた漫画の単行本

「CGCが漫画を鑑定するって聞いたけど、いつから出せるの?」——そう検索してこの記事にたどり着いた方、まさに今一番情報が混乱しているタイミングです。

SNSやYouTubeで「CGCが漫画に参入!」という話が出回っているものの、公式から具体的な発表はなく、気づいたらBGSの受付まで止まっていた……という状況が2026年9月現在の現実なんですよね。

この記事では、確認できている事実と「まだわかっていないこと」をきっちり切り分けて整理します。

📋 この記事でわかること

  • CGCの漫画鑑定参入について、2026年9月時点で確認できていること・できていないこと
  • BGSの受付停止と、その背景にある事情
  • 今すぐできる準備と、焦って動くべきでない理由
  • 鑑定にかかる費用と、損をしないための判断基準

🏆 結論:CGCの漫画鑑定はまだ「準備中」の段階

2026年9月時点で、CGC公式サイトに漫画向けサービスの案内はなく、開始日・料金・受付方法はすべて未公表です。「今すぐCGCに漫画を出せる」という状態ではありません。

一方でBGSも漫画の新規受付を停止中です。つまり現時点では、どちらの大手グレーダーにも漫画を新規で出せる状況が確認できない、という状態が続いています。

今できることは、手元の本が鑑定に値するか判断しておくことと、受付再開・開始の告知を見逃さない準備を整えることです。詳しくは以下で解説します。

目次

CGCの漫画鑑定参入、確認できていること・できていないこと

漫画の状態をチェックする鑑定作業のイメージ

まずここを整理しておかないと、情報に振り回されてしまいます。

確認できていること

CGC(Certified Guaranty Company)が漫画鑑定への参入を準備していることは、複数のメディアやコレクター界隈で報じられています。具体的には、漫画鑑定の専門担当者の募集と、香港拠点の整備が進んでいると伝えられています。

CGCはもともとアメコミのグレーディングで世界的な信頼を持つ会社です。アメコミ市場で培ったノウハウを日本の漫画・アジアのコミック市場に展開しようとする動きとして、コレクター界隈では以前から注目されていました。

また、香港拠点の整備という話は、日本・韓国・台湾など東アジアのコミック市場を視野に入れた展開を示唆しているとも読めます。アジア市場向けに拠点を設けることで、送料や通関のハードルを下げる狙いがあると考えられます。

確認できていないこと(重要)

一方で、以下の情報は2026年9月時点で一切公式発表がありません。

  • 漫画鑑定の開始日・受付開始時期
  • 料金体系(グレード別の価格など)
  • 日本語での受付方法・国内代行業者の有無
  • 対応するフォーマット(単行本・雑誌・同人誌など)
  • 採点基準やグレードスケールの詳細

CGCの公式サイトには、2026年9月現在、漫画向けサービスのページが存在しません。「もうすぐ始まる」という情報がSNSで流通していますが、それは憶測や期待を含んだ話として受け止めるのが正確です。

「CGCで漫画を出せる」という前提で動くのは、まだ早い段階です。

BGSの受付停止という「もう一方の現実」

CGCの話と並行して、今コレクター界隈で衝撃が走っているのがBGS(Beckett Grading Services)の動向です。

BGSは2024年1月に漫画単行本の鑑定を開始し、同年10月には雑誌サイズにも対応。一気に「漫画鑑定といえばBGS」という認識が広がっていきました。しかし2026年8月、国内のBGS鑑定代行業者が「BGSがコミック・雑誌の新規鑑定受付を中止した」と告知し、代行の新規受付を停止しました。

BGSの背景にあるのは、カード鑑定の急増です。カード鑑定の受付数が前年比で102%増(TCGカテゴリに限ると159%増)となり、処理能力が追いつかなくなったと報じられています。この数字はカード鑑定の話であり、漫画の件数ではありませんが、会社全体の処理キャパシティに影響を与えた結果、漫画・雑誌の受付にも影響が出た形です。

Beckett公式サイト自体も、2026年9月9日からメンテナンスに入り閲覧できない状態が続きました。9月15日にカード鑑定(Base・Standard・Express)のみ臨時フォームで受付を再開しましたが、その臨時フォームに漫画・雑誌の記載はありません。

ただし、すでにBGSに提出済み・鑑定中の分は通常どおり鑑定・返送されると案内されています。出してある人は落ち着いて待ちましょう。

BGSの受付停止の詳しい経緯と最新情報は、BGS漫画鑑定の受付停止まとめにまとめてありますので、あわせてご覧ください。

つまり今の状況をまとめると

  • BGS:漫画・雑誌の新規受付停止中(2026年9月時点)
  • CGC:準備中の報道はあるが、公式の漫画サービス案内なし・受付不可
  • 国内のトレカ鑑定会社(ARSなど):漫画単行本の鑑定受付を公式に確認できるものはない

つまり現時点では、どの大手グレーダーにも漫画を新規で出せる状況が確認できません。これが2026年9月の正直な現状です。

それでも今すべき「準備」がある

自宅の棚に整理された漫画コレクション

受付が止まっていても、何も準備できないわけではありません。むしろ、このタイミングだからこそやっておくべきことがあります。

手元の本が鑑定に値するか判断する

鑑定に費用と時間をかけるなら、コスト以上のリターンが見込める本でなければ意味がありません。

停止前のBGS国内代行料金の目安は、スタンダードで1冊12,500〜13,000円(往復送料や保険料込みで諸費用は1冊あたり約1万5千円前後)、エクスプレスなら16,000〜16,500円前後。これに加えて、往復送料2〜3万円以上、輸出時に申告価格の約10%、輸入時に申告価格の約15%の関税・消費税がかかります。

これだけのコストをかけて得をするのは、鑑定なしでも数万円の値がつくような本に限られます。数千円の本を鑑定に出すと、ほぼ確実に赤字です。

損益分岐点の詳しい計算はBGS漫画鑑定の費用と損益分岐点で解説しているので、出すかどうか迷っている方はぜひ確認してみてください。

また、鑑定で高評価を得るには本の状態が重要です。初版かどうか、帯・付録の有無、保存状態(角の折れ・ヤケ・表面の傷)などを今のうちに確認・記録しておきましょう。

どの本が市場で高く評価される可能性があるかを調べるには、鑑定済み漫画の相場の調べ方|eBayの落札履歴の見方が参考になります。eBayで実際に鑑定済み漫画がいくらで落札されているかを見ることで、コスト対効果の判断材料になります。

偽物・ラベル改ざんのリスクを知っておく

鑑定済み漫画の市場が盛り上がってくると同時に、偽物のスラブ(鑑定ケース)や改ざんされたラベルが出回るリスクも上がります。CGCが参入してくれば、CGCのケースを模した偽物も増えることが予想されます。

購入・売却の際は、ケースの刻印・QRコード・ホログラムなどの真正確認方法を知っておくことが重要です。スラブ入り漫画の偽物に注意|ラベルの確認と購入時のチェックに詳しくまとめているので、市場に関わる前に一度読んでおくことをおすすめします。

情報源を絞って待つ

CGCの公式発表やBGSの受付再開情報は、以下の場所を優先してチェックすることをおすすめします。

  • CGC公式サイト(cgccomics.com)
  • Beckett公式サイト(beckett.com)
  • 国内の代行業者の公式サイト・SNS公式アカウント

SNSで「CGCが○月から始まる!」という情報が流れても、公式ソースでの確認が取れるまでは動かない、というスタンスが安全です。

受付再開の告知がどのタイミングで、どのように行われるのか、再開直後に枠がすぐ埋まるかどうか、代行業者で停止中に事前登録できるかどうかは、現時点では確認できていません。これらは業者に直接確認するのが確実です。

CGCが漫画鑑定を始めたとして、何が変わるのか

CGCが本格参入した場合の意味合いについても整理しておきましょう。

アメコミ市場での実績が持つ意味

CGCはアメコミのグレーディングで40年近いの歴史を持ち、業界標準と言えるほどの信頼を確立しています。そのブランド力が漫画市場に入ってくることで、コレクターの間での信頼性・流通価値が高まる可能性があります。

特に海外コレクターへの訴求力は大きいかもしれません。アメコミを集めているコレクターが「CGCのグレード付き日本漫画」に興味を持つケースは十分考えられます。海外版・翻訳版の漫画が高額で取引される事例も増えており、鑑定済み品への需要は今後も続くとみられます。

競合が増えることでBGSへの影響も

CGCが参入すれば、BGSにとって競合が生まれます。競争が生まれることで料金や納期が改善される可能性もありますし、逆にどちらかに需要が集中して処理遅延が起きるリスクもあります。

いずれにせよ、鑑定市場全体が活性化する方向に向かうことは、コレクターにとって中長期的にはプラスに働く可能性が高いです。

採点基準の違いに注意が必要

もしCGCが漫画鑑定を始めたとして、その採点基準がBGSとまったく同じとは限りません。BGSは10点満点で、サブグレードとしてセンタリング・角(コーナー)・エッジ・表面の4項目が評価されます。CGCの漫画版がどのような基準を設けるかは、サービス開始前には不明です。

異なる会社のグレードをそのまま比較することには注意が必要で、たとえば「CGC 9.8」と「BGS 9.8」が同じ水準かどうかは、開始後の市場での評価を見て判断することになります。

よくある質問

Q. CGCに今すぐ漫画を送ることはできますか?

できません。2026年9月時点で、CGC公式サイトに漫画向けサービスの案内はなく、受付方法・料金・開始日もすべて未発表です。「CGCに漫画を出せる」という状態は確認できていません。公式サイトで発表があるまで待つのが正解です。

Q. BGSの受付はいつ再開しますか?

2026年9月時点では不明です。Beckett公式サイトはメンテナンス中で、臨時フォームではカード鑑定のみ再開していますが、漫画・雑誌については記載がありません。再開時期は公式サイトまたは国内代行業者の告知を直接確認してください。「○月に再開する」という情報は、公式ソースで確認が取れていない限り、鵜呑みにしないことをおすすめします。最新の受付状況はこちらの記事で随時更新しています。

Q. 鑑定に出す価値がある本かどうか、どう判断すればいいですか?

大まかな目安として、鑑定コストが諸費用込みで1冊あたり1万5千円前後(スタンダードの場合)かかることを念頭に置いてください。鑑定なしの状態でも数万円の値がつく見込みがある本でなければ、費用対効果が合いにくいです。eBayで同じ作品・巻・状態の鑑定済み品の落札相場を調べてみることが、判断の基準になります。詳しい損益分岐点の計算方法は費用と損益分岐点の記事で解説しています。

まとめ:動くのは公式発表が出てから

スマホで最新情報を確認する人の手元

この記事のポイントを整理します。

  • CGCの漫画鑑定参入は「準備中」との報道はあるが、公式発表はなく、今すぐ出せる状態ではない
  • BGSも漫画・雑誌の新規受付を停止中(2026年9月時点)。カード鑑定のみ臨時受付を再開
  • 現時点では、どの大手グレーダーにも漫画を新規で出せる状況が確認できない
  • 今できることは「手元の本が鑑定に値するか評価しておく」「eBayで相場を調べる」「偽物リスクを学ぶ」「公式情報源をフォローして待つ」の4つ
  • 鑑定コストは諸費用込みで1冊1万5千円前後が目安。数千円の本は費用倒れになりやすい
  • CGCの採点基準・料金・対応フォーマットは未発表。開始後の市場での評価を見て判断する必要がある

「CGCが始まりそうだから今すぐ動かなきゃ」と焦る必要はありません。公式発表が出るまでは、準備を整えながら情報を見極めることが、結果的にいちばん賢い動き方です。

次にやること:まずは手元の漫画の状態と初版・帯の有無を確認し、eBayで鑑定済み同作品の落札相場を調べてみましょう。それだけで「出す価値がある本かどうか」がかなり見えてきます。BGSとCGCの最新情報は、それぞれの公式サイトと国内代行業者のSNSをフォローして待つのがベストです。

※価格・料金は執筆時点の参考価格です。最新の情報は各公式サイトや代行業者でご確認ください。

漫画の買取や鑑定前の査定を検討している方には、🔗 ブックサプライ公式サイト や 🔗 もえたく!公式サイト を一度確認してみることをおすすめします。査定額や条件は時期によって変わりますので、必ず最新の案内を公式でご確認ください。


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この記事を書いた人

漫画せどり歴5年、eBayで海外コレクター向けの販売も手がける漫画バイヤー。気づけば人生の半分を漫画と過ごし、部屋の壁は本棚で埋まっています。同じ全巻セットを複数の買取業者に査定へ出して価格差を検証するのが趣味。「あなたの漫画を1円でも高く」が信条。売って後悔しない方法だけを発信します。

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