※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

「BGSのケースに入った漫画をSNSで見かけたけど、あのラベルの数字、正直なんのことかさっぱり…」という経験ありませんか?
グレードが「9.5」なのか「10」なのかで売値が数倍変わることもあるのに、読み方がわからないと宝の持ち腐れになってしまいます。この記事ではBGSのグレード表記を一通り読み解けるよう、点数の意味・サブグレード4項目・ラベルの色の違いをまとめて解説します。
📌 この記事でわかること
- BGSの点数(1〜10点)が何を意味するか
- サブグレード4項目(センタリング・角・エッジ・表面)の見方
- ラベルの色(ブラック・ゴールド・シルバーほか)の違い
- グレードが売値に与える影響の目安
🏆 結論:まずここだけ押さえれば大丈夫!
BGSのグレードは10点満点の総合点と、センタリング・角・エッジ・表面のサブグレード4項目で構成されています。ラベルの色は総合点によって変わり、9.5〜10点がゴールド・ブラックラベル、それ以下がシルバー・ブルーといった形で区別されます。詳しい読み方は以下で順番に解説します。
なお、2026年9月時点でBGSの漫画新規受付は確認できない状況です。グレードの勉強を進めながら、受付再開を待ちましょう。
BGSとは?漫画鑑定の基本をおさらい
BGS(Beckett Grading Services)はアメリカのベケット社が運営するカード・コレクターズアイテム専門の鑑定機関です。もともとはトレーディングカードの鑑定で知られていましたが、2024年1月に日本の漫画単行本の鑑定を開始し、同年10月には雑誌サイズにも対応しました。
鑑定を受けた漫画はハードケースに封入され、グレードが印字されたラベルが貼られた状態で返却されます。このラベルの数字と色こそが、コレクターズアイテムとしての価値を左右する重要な情報です。
ただし、2026年8月に国内代行業者がBGSのコミック・雑誌新規鑑定受付停止を告知しており、2026年9月時点では漫画を新規で提出できる状況は確認できていません。最新の受付状況についてはBGS漫画鑑定が新規受付停止|2026年9月の最新状況と今できることを参照してください。

BGSグレードの点数システム|1点〜10点の意味
BGSのグレードは1点から10点までの10段階で評価されます。整数だけでなく0.5刻みのスコアもあるため、実際には「1・1.5・2・2.5…」のように細かく分かれます。
各グレード帯の状態の目安
10点(Pristine / Black Label)
事実上の完品。印刷ズレ・折れ・汚れが一切確認できないレベル。流通量が極めて少なく、オークションで大きなプレミアムが乗ることがある帯域です。
9.5点(Gem Mint)
極めて良好な状態。わずかな印刷上のズレや微細な製造上の特徴は許容されるものの、明らかな使用感はない。漫画の鑑定では現実的な最高帯域として意識されることが多いです。
9点(Mint)
ほぼ完品に近い状態。ごくわずかな角のわずかなこすれや、微細なエッジの乱れが認められることがある。市場では「Mint」表記として高い評価を受けます。
8点〜8.5点(Near Mint / NM-MT)
美品レベル。目立った傷はないが、よく見ると微細な使用感がある状態。一般的なコレクターが「きれい」と感じる水準です。
7点〜7.5点(Near Mint)
やや使用感あり。複数の微細な欠点が見られるが、全体としては良好。
6点以下
状態の劣化が明確に見られる帯域。6点(Excellent MT)→5点(Excellent)→4点(Very Good / Excellent)→3点(Very Good)→2点(Good)→1点(Poor)と段階が下がります。漫画をBGS鑑定に出す目的で考えた場合、6点以下は費用対効果が見込みにくい帯域です。
「10点」と「9.5点」の差は想像以上に大きい
コレクターズ市場での評価を見ると、同じタイトルの同じ巻でも10点は9.5点の数倍以上の価格になるケースがあるといわれています。これはトレカ市場でも同様の傾向があり、完品の希少性がプレミアムを押し上げる構造になっているためです。
裏を返せば、9.5点と9点の差でも評価が変わることがあります。グレードの1段階の差が持つ意味は、一般の漫画売買とはまったく異なる世界観です。
サブグレード4項目の読み方|グレードの内訳を理解する
BGSのラベルには総合点だけでなく、4つのサブグレード(項目別の点数)が記載されています。この4項目こそが、総合点の根拠を示す情報です。

① センタリング(Centering)
表紙の印刷が、本の物理的な中心に対してどれだけ正確に配置されているかを評価する項目です。
わかりやすく言うと、「表紙の絵柄が左右・上下に均等に印刷されているか」を見ます。印刷工程でわずかなズレが生じると、センタリングのスコアが下がります。これは使用によるダメージではなく、製造時点で決まる要素です。
BGSのセンタリング評価では、上下方向と左右方向のズレ比率を数値で判断するとされています。「60/40」「65/35」といった比率で表現されることがあり、比率が均等に近いほどスコアが上がります。未開封シュリンク品でも印刷ズレがあればスコアが下がるため、コレクター間ではシュリンク未開封の漫画の価値と合わせてセンタリングの話題になることがよくあります。
② 角(Corners)
本の4つの角の状態を評価します。漫画を手で持ったり、本棚に立てかけたりするときに最もダメージを受けやすい部分です。
評価のポイントは次の3点です。
- 角の先端が潰れていないか(バンプ・ディント)
- 白いカス・毛羽立ちが出ていないか(ホワイトニング)
- 折れ・曲がりがないか
購入後に一度も手に取っていない本でも、輸送中の衝撃や長期保管で角がわずかに潰れることがあります。保管環境と梱包方法が角のスコアに直接影響します。
③ エッジ(Edges)
本の上下左右の「切り口」(断裁面)の状態を評価します。角と似た部位ですが、エッジは直線的な辺全体を指す点が違います。
確認されるポイントは以下のとおりです。
- ざらつき・欠けがないか(チッピング)
- 切り口が均一に揃っているか
- 汚れ・変色がないか
断裁面のわずかな毛羽立ちは、新品状態でも生じることがあります。出版社や印刷ロットによって断裁の仕上がりが異なるため、同じタイトルでも刷りによってエッジのスコアに差が出ることがあるとされています。
④ 表面(Surface)
表紙・裏表紙・帯など、目に見える面全体の状態を評価します。4項目の中で最も広い範囲をカバーする評価軸です。
確認されるポイントは次のとおりです。
- 引っかき傷・こすり傷がないか
- 光沢(グロス)の均一性
- シール跡・汚れ・水染みがないか
- インク・色の劣化
- 折れ線・波打ちがないか
表面は日常の取り扱いで最もキズが入りやすい部分です。読んだことがなくても、本棚から出し入れするだけで細かな擦り傷が入ることがあります。透明フィルムスリーブでの保管が表面スコアの維持に有効といわれています。
サブグレードと総合点の関係
BGSの総合点は4つのサブグレードの平均値をベースに算出されます。ただし、1つの項目でも極端に低いスコアがある場合、総合点がその影響を強く受ける設計になっています。
例えば、センタリング・角・エッジが9点台でも、表面に明確な傷があって6点がつくと、総合点は8点前後に落ち着く可能性があります。「1項目だけ弱点があっても大丈夫だろう」という考えは要注意です。
ラベルの色の意味|ブラック・ゴールド・シルバーを見分ける
BGSのケースに入ったラベルには色がついています。この色は総合グレードに対応したランク分けを示しており、一目でグレード帯を判断できる視覚的な指標になっています。
ブラックラベル(Black Label)
総合点10点のみに付与される最上位ラベルです。さらに、4つのサブグレードがすべて一定水準以上を満たしていることが条件とされています。
「Pristine」と表記されることが多く、BGSの鑑定品の中でも極めて希少な存在です。漫画でブラックラベルが付いた場合、コレクターズ市場で突出した注目を集める可能性があります。
ゴールドラベル(Gold Label)
総合点9.5点に対応するラベルです。「Gem Mint」と表記されます。ブラックラベルに次ぐ最高水準であり、完品に限りなく近い状態を意味します。
漫画のBGS鑑定で現実的に狙える最高帯域として意識されることが多く、ゴールドラベルが付いた漫画はオークションや委託販売での評価が高くなる傾向があります。
シルバーラベル(Silver Label)
総合点9点前後に対応するラベルです。「Mint」の状態を示します。十分に高い評価ですが、ゴールド・ブラックとの差別化がはっきりしています。
ブルーラベル(Blue Label)
総合点8〜8.5点前後に対応するラベルです。「Near Mint / Mint」レベルを示します。一般的な美品コレクターが満足できる水準ですが、高額プレミアムを求めるなら上を目指したいところです。
グリーン・レッドなど低スコア帯
7点以下にも対応するラベル色がありますが、漫画鑑定の文脈ではこの帯域への提出は費用対効果の観点から現実的ではありません。鑑定費用の詳細については漫画をBGS鑑定に出す価値はある?1冊1万円超の費用と損益分岐点で詳しく解説しています。
グレードを正しく読むときの注意点
「Qualifiers(修飾子)」が入っているケースに注意
BGSのラベルには、稀に「ST(Stain)」「MK(Mark)」「OF(Off-Center)」などのコード(Qualifier)が記載されることがあります。これは特定の欠陥が存在することを明示するフラグです。
Qualifierが入っているとグレードはついているものの、その欠陥を市場参加者全員が把握した状態で取引されます。購入時に見落とすと、状態の認識に差が生じてトラブルになることがあります。ラベルを読む際はQualifierの有無を必ず確認してください。
サブグレードの掲載があるかどうかを確認する
BGSには鑑定サービスのグレードによって、サブグレードがラベルに印字されるプランとされないプランが存在します。サブグレードが記載されない場合、総合点だけの情報になります。
コレクターズ市場ではサブグレードの内訳が参照されることが多いため、4項目の内訳が見えるプランで出すほうが情報量の面で有利になることがあります。
グレードは鑑定時点の状態を示すものであって、将来の状態を保証しない
これは意外と見落とされがちな点です。BGSのグレードは鑑定をした時点での状態評価です。封入後の保管状況によっては、ケース内でも経年変化が進むことがあります(特に湿度・紫外線の影響)。
グレード済み品を購入する場合も、鑑定年月日と保管状況を確認する習慣をつけておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. サブグレードはすべての鑑定プランで表示されますか?
BGSではプランによってサブグレードの表示有無が異なります。一般的に上位プランほどサブグレードが詳細に記載されます。鑑定を依頼する際は、どのプランがどの情報を提供するかを代行業者や公式サイトで確認してください。なお、2026年9月時点で漫画の新規受付は確認できていないため、受付再開後にプラン内容が変更されている可能性もあります。
Q. 総合点とサブグレードの平均が違う場合はどう解釈すればいいですか?
BGSの総合点は単純な算術平均ではなく、審査員の総合判断を加味して決定されます。そのため、4つのサブグレードの平均値と総合点が厳密に一致しないケースがあります。特に突出して低いサブグレードがある場合、それが総合点を引き下げる方向に働くことがあると報告されています。ラベルを読む際は4項目と総合点を合わせて総合的に判断してください。
Q. BGSの漫画グレードはいつ再開されるか見通しはありますか?
2026年9月時点では、Beckett公式サイトはメンテナンス中であり、漫画・雑誌の新規受付の再開時期は不明です。国内代行業者も新規受付を停止しています。再開の告知方法・タイミングについても現時点では確認できる情報がありません。最新情報は各代行業者の公式アナウンスと、BGS漫画鑑定が新規受付停止|2026年9月の最新状況と今できることを定期的に確認するのがおすすめです。

まとめ|BGSグレードの読み方チェックリスト
BGSグレードの読み方をまとめると、次のポイントが押さえどころです。
- 総合点は10点満点。9.5点(ゴールド)・10点(ブラック)が最高帯域
- サブグレードは4項目:センタリング・角(コーナー)・エッジ・表面
- 4項目の中に1つでも低いスコアがあると、総合点が引き下げられる
- ラベルの色でグレード帯を視覚的に確認できる(ブラック>ゴールド>シルバー>ブルー)
- Qualifier(修飾子)が記載されているかどうかを必ず確認する
- グレードは鑑定時点の評価であり、その後の状態変化は保証されない
グレードの読み方を理解しておくことで、グレード済み漫画の購入・売却の際に正確な判断ができるようになります。受付再開時にスムーズに動けるよう、今のうちに知識を整えておきましょう。
鑑定の費用感や損益分岐点については漫画をBGS鑑定に出す価値はある?1冊1万円超の費用と損益分岐点で詳しく解説しています。鑑定に出す前に費用の全体像を把握しておくことをおすすめします。
鑑定を待つ間に手持ちの漫画を整理・売却したい場合は、ブックサプライやネットオフなどの買取サービスの活用も選択肢のひとつです。価格や買取条件はサービスによって異なるため、複数の業者を比較してみてください(必ず高く売れることを保証するものではありません)。
※価格は執筆時点の参考価格です。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
![]()
![]()
